LESSON 8

ポートフォリオを作ろう②
CSSで色を付ける

Lesson 7 で作った骨組みに、CSSで色や配置を付けていきます。 HTMLは一切書き換えずに(ほんの少しだけ書き足して)、見た目をがらっと変えてみましょう。

1. ビフォーアフター

今回のゴールです。左が Lesson 7(HTMLだけ)、右が今回(CSSを追加)。HTMLの中身はほぼ同じです。

ビフォー(HTMLだけ)
アフター(CSSを追加)

2. CSSの書き方

CSS は、「どこの」「何を」「どうする」を組み合わせて書きます。

h1セレクタ(どこの)
{ 
colorプロパティ(何を)
: 
red値(どうする)
; } 
「h1(見出し)の、color(文字の色)を、red(赤)にする」という意味です。

1つのセレクタに、複数の指定をまとめて書くこともできます。それぞれの行の最後には ;(セミコロン)を付けます。

例
h1 {
  color: red;        /* 文字の色を赤に */
  font-size: 40px;   /* 文字の大きさを40ピクセルに */
}

/* 〜 */ はコメントといって、メモ書きです。ブラウザには無視されるので、説明を書いておくのに使います。

3. HTMLとCSSをつなぐ

  1. style.css を作る

    VS Code で、index.html と同じ portfolio フォルダの中に、新しいファイル style.css を作ります。

    フォルダの構成
    portfolio/
    ├── index.html
    ├── style.css   ← 新しく作る
    └── images/
  2. index.html から style.css を読み込む

    index.html の <head> の中に、次の1行を追加します。「このページの見た目は style.css に書いてあるよ」という案内です。

    index.html(head の中)
      <title>Mayu Takahashi Portfolio</title>
      <link rel="stylesheet" href="style.css">
    </head>
  3. section に「名札(class)」を付ける

    2つの <section> に、class="card" を書き足します。

    index.html(2か所とも)
        <section class="card">

    class は、タグに付ける名札のようなものです。「card という名札が付いた箱を、カードの見た目にしてね」と CSS で指定できるようになります。 同じ名札は、いくつのタグに付けてもかまいません。

4. ページ全体の色を決める

ここからは style.css に書いていきます。まずは、ページ全体(body)の背景色・文字色・文字の種類を決めます。

style.css
/* ページ全体 */
body {
  margin: 0;
  background-color: #17201b;
  color: #f4f1e6;
  font-family: "Yu Gothic UI", "Meiryo", "Hiragino Sans", sans-serif;
  line-height: 1.8;
}
プロパティ意味
margin: 0ページのまわりに自動で付く余白をなくす
background-color背景の色
color文字の色
font-family文字の種類(フォント)。左から順に、パソコンに入っているものが使われる
line-height行の高さ。1.8 は「文字の大きさの1.8倍」で、読みやすくなる
色の書き方: #17201b のような書き方をカラーコードと呼びます。# の後ろの6文字が、 赤・緑・青をどれくらい混ぜるかを表しています。red や white のように英語の色名でも指定できます。 VS Code では、カラーコードの横に小さな色見本が表示され、クリックするとパレットから色を選べます。

body の下に続けて書きます。ヘッダーの背景をグラデーションにして、文字を中央にそろえます。

style.css(続き)
/* 一番上のタイトル部分 */
header {
  background: linear-gradient(135deg, #f9d84a, #4cc38a);
  padding: 48px 16px;
  text-align: center;
  color: #17201b;
}

header h1 {
  margin: 0;
  font-size: 36px;
}

6. 紹介コーナーをカードにする

まず、本体(main)の幅を制限して、画面の中央に寄せます。

style.css(続き)
/* 中身を中央に寄せる */
main {
  max-width: 720px;
  margin: 0 auto;
  padding: 32px 16px;
}

max-width: 720px で「幅は最大720ピクセルまで」、margin: 0 auto で「左右の余白を自動で均等に」。 この2つの組み合わせは、中央寄せの定番テクニックです。

次に、名札 card を付けた箱をカードの見た目にします。class を指定するときは、名前の前に .(ドット)を付けます。

style.css(続き)
/* 紹介カード */
.card {
  background-color: #22302a;
  border-radius: 16px;
  padding: 24px;
  margin-bottom: 24px;
  box-shadow: 0 4px 16px rgba(0, 0, 0, 0.3);
}

.card h2 {
  margin-top: 0;
  color: #f9d84a;
  border-left: 6px solid #4cc38a;
  padding-left: 12px;
}

.card img {
  display: block;
  max-width: 100%;
  height: auto;
  margin: 16px auto 0;
  border-radius: 12px;
}
プロパティ意味
border-radius角を丸くする
margin-bottom箱の外側・下の余白(カード同士の間隔)
box-shadow影を付けて、浮いているように見せる
border-left左側だけに線を引く(見出しの左の緑の線)
max-width: 100%画像が、スマホなどの狭い画面からはみ出さないようにする
padding と margin の違い: padding は箱の内側の余白(額縁の中の余白)、margin は箱の外側の余白(額縁と額縁の間隔)です。 CSS で最初につまずきやすいポイントなので、迷ったらこのたとえを思い出してください。

7. 仕上げと全体のコード

最後にフッターを整えます。

style.css(続き)
/* 一番下の部分 */
footer {
  text-align: center;
  padding: 24px;
  color: #93a399;
  font-size: 14px;
}

完成した2つのファイルの全体はこちらです。

style.css
/* ページ全体 */
body {
  margin: 0;
  background-color: #17201b;
  color: #f4f1e6;
  font-family: "Yu Gothic UI", "Meiryo", "Hiragino Sans", sans-serif;
  line-height: 1.8;
}

/* 一番上のタイトル部分 */
header {
  background: linear-gradient(135deg, #f9d84a, #4cc38a);
  padding: 48px 16px;
  text-align: center;
  color: #17201b;
}

header h1 {
  margin: 0;
  font-size: 36px;
}

/* 中身を中央に寄せる */
main {
  max-width: 720px;
  margin: 0 auto;
  padding: 32px 16px;
}

/* 紹介カード */
.card {
  background-color: #22302a;
  border-radius: 16px;
  padding: 24px;
  margin-bottom: 24px;
  box-shadow: 0 4px 16px rgba(0, 0, 0, 0.3);
}

.card h2 {
  margin-top: 0;
  color: #f9d84a;
  border-left: 6px solid #4cc38a;
  padding-left: 12px;
}

.card img {
  display: block;
  max-width: 100%;
  height: auto;
  margin: 16px auto 0;
  border-radius: 12px;
}

/* 一番下の部分 */
footer {
  text-align: center;
  padding: 24px;
  color: #93a399;
  font-size: 14px;
}
index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
  <title>Mayu Takahashi Portfolio</title>
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
  <header>
    <h1>Mayu Takahashi Portfolio</h1>
    <p>はじめまして! 私の好きなものを紹介します。</p>
  </header>

  <main>
    <section class="card">
      <h2>特技:鉄棒</h2>
      <p>子どものころから鉄棒が大好きです。</p>
      <img src="images/tetsubo.svg" alt="鉄棒のイラスト" width="300">
    </section>

    <section class="card">
      <h2>今いちばんハマっているもの:Valorant</h2>
      <p>5人対5人で戦う、チーム対戦型のシューティングゲームです。</p>
      <img src="images/game.svg" alt="ゲームのイラスト" width="300">
    </section>
  </main>

  <footer>
    <p>&copy; 2026 Mayu Takahashi</p>
  </footer>
</body>
</html>
portfolio/index.html(Lesson 8 時点)

8. デベロッパーツールで試す

「この色、もう少し明るいほうがいいかな?」と思ったら、Chrome のデベロッパーツールでその場で試すことができます。

  1. F12 でデベロッパーツールを開く

    自分のポートフォリオを Chrome で開き、F12 を押します。

  2. 調べたい部分を選ぶ

    デベロッパーツール左上の矢印アイコンをクリックしてから、ページ上のカードなどをクリックします。

  3. 値を書き換えてみる

    右側(または下側)の「スタイル」欄に、その部分に効いている CSS が表示されます。色や数値をクリックして書き換えると、すぐに画面に反映されます。

ここでの変更は保存されません(再読み込みすると元に戻ります)。気に入った値が見つかったら、VS Code の style.css に書き写しましょう。 何度でも気軽に試せる「お試しスペース」です。

自分らしくアレンジしよう

好きな色に変えてみましょう。迷ったら Claude Code に相談するのもおすすめです。

Claude Code への質問の例
style.css の配色を、もっと明るくてやわらかい雰囲気にしたいです。
どのプロパティを、どんな色に変えるとよいか、候補をいくつか教えてください。

確認クイズ

選択肢をクリックしてください。

Q1. 文字の色を変えるプロパティはどれ?

Q2. class="card" を付けたタグを CSS で指定するときの書き方は?

Q3. 箱の「内側」の余白を指定するプロパティは?

Q4. HTMLから CSS ファイルを読み込むときに使うタグは?

まとめ

見た目が整いました! 最後の Lesson 9 では、JavaScript でボタンを押すと動く仕掛けを付けて、ポートフォリオを完成させます。