開発環境を整えよう
Lesson 5 ではメモ帳で Webページを作りました。でも、本格的に作るならプロと同じ道具を使ったほうが、ずっと楽で楽しくなります。 このレッスンでは、Chrome・VS Code・Claude Code の3つをそろえます。
1. 3つの道具の役割
Google Chrome
ブラウザ。作ったページを表示して確認します。開発者向けの調査機能(デベロッパーツール)が便利です。
VS Code
正式名称は Visual Studio Code。Microsoft が無料で公開しているコードを書くためのエディタです。世界中のエンジニアが使っています。
Claude Code
Anthropic 社の AIアシスタント。コードの説明、書き方の相談、間違いの発見などを、会話しながら手伝ってくれます。
2. Google Chrome を入れる
すでにパソコンに入っている場合は、この章は飛ばしてOKです。
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ダウンロードページを開く
今使っているブラウザ(Microsoft Edge など)で
https://www.google.com/chrome/を開きます。 -
「Chrome をダウンロード」をクリック
インストール用のファイル(
ChromeSetup.exe)がダウンロードされます。 -
ダウンロードしたファイルを開く
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら「はい」を選びます。自動でインストールが進み、Chrome が起動します。
デベロッパーツールを開いてみよう
Chrome で何かのページを開いた状態で F12 キーを押してみてください。画面の横に、ページの HTML や CSS を調べられる デベロッパーツールが開きます。Lesson 8・9 で使うので、「F12 で開く」とだけ覚えておきましょう。もう一度 F12 を押すと閉じます。
3. VS Code を入れる
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ダウンロードページを開く
Chrome で
https://code.visualstudio.com/を開き、「Download for Windows」をクリックします。 -
インストーラーを実行する
ダウンロードしたファイル(
VSCodeUserSetup-…exe)を開き、「同意する」を選んで「次へ」で進みます。 -
「追加タスクの選択」でチェックを入れる
途中の画面で、次の項目にチェックを入れておくと便利です。
- エクスプローラーのファイル コンテキスト メニューに [Code で開く] アクションを追加する
- エクスプローラーのディレクトリ コンテキスト メニューに [Code で開く] アクションを追加する
- PATH への追加(再起動後に使用可能)
これで、ファイルやフォルダを右クリックして「Code で開く」が使えるようになります。
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インストールして起動する
「インストール」→「完了」で VS Code が起動します。
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日本語化する
最初は英語で表示されます。左側の四角いアイコン(Extensions)をクリックするか Ctrl + Shift + X を押し、 検索欄に
Japanese Language Packと入力します。Microsoft 製の「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」の「Install」を押し、 右下に出る「Change Language and Restart」を押すと、日本語で再起動します。
Lesson 5 の hello.html を開いてみよう
VS Code のメニューで「ファイル」→「フォルダーを開く」を選び、Lesson 5 で作った hello フォルダを開きます。
(「このフォルダー内のファイルの作成者を信頼しますか?」と聞かれたら、自分で作ったフォルダなので「はい」を選びます)
左側の一覧から hello.html をクリックすると……
タグや文字が色分けされて表示されるはずです。メモ帳よりずっと読みやすいですよね。
さらに VS Code は、<p> と打つと終了タグ </p> を自動で補ってくれるなど、入力も手伝ってくれます。
.html ファイルを作り、半角で ! と入力して Enter(または Tab)を押してみてください。
Lesson 5 で学んだ「HTMLの基本の形」が一瞬で入力されます。メモ帳で一生懸命打った人は、ちょっと悔しいかもしれません。
4. Claude Code を入れる
Claude Code は、ターミナル(文字でパソコンに命令する画面)や VS Code の中で、AI と会話しながら作業できるツールです。 「このコードの意味を教えて」「ここをこう変えたい」と日本語で話しかけると、説明したり、実際にファイルを編集したりしてくれます。
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VS Code でターミナルを開く
VS Code のメニューで「ターミナル」→「新しいターミナル」を選びます。画面の下に、文字を入力できる黒っぽい領域が開きます。 これがターミナル(Windows では PowerShell)です。
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インストール用のコマンドを貼り付けて実行する
次の1行をコピーしてターミナルに貼り付け、Enter を押します。インストールが自動で進みます。
PowerShell(Windows)irm https://claude.ai/install.ps1 | iexMac の場合は、ターミナルで
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashを実行します。 -
インストールできたか確認する
いったんターミナルを閉じて(ゴミ箱のアイコン)、もう一度「ターミナル」→「新しいターミナル」で開き直してから、次のコマンドを実行します。
PowerShellclaude --versionバージョン番号(数字)が表示されれば成功です。
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起動してログインする
VS Code で
helloフォルダを開いた状態で、ターミナルに次のように入力します。PowerShellclaude初回はブラウザが開き、ログイン画面が表示されます。社内の案内に従ったアカウントでログインし、ターミナルに 「Login successful」と表示されたら Enter を押します。これで準備完了です。
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(おすすめ)VS Code の拡張機能も入れる
VS Code の拡張機能(Ctrl + Shift + X)で
Claude Codeを検索し、Anthropic 製の拡張機能をインストールします。 エディタの右上などに表示される Claude のアイコンから、ターミナルを使わずにチャット画面で話しかけられるようになります。
| うまくいかないときは | 確認すること |
|---|---|
claude が見つからないと言われる | インストール後にターミナルを開き直したか確認してください。それでもだめなら VS Code ごと再起動してみてください。 |
| インストールのコマンドがエラーになる | 社内ネットワークの設定でブロックされている可能性があります。情報システム担当者に相談してください。 |
| 動作がおかしい | ターミナルで claude doctor を実行すると、インストールの状態を診断してくれます。 |
Git for Windows を入れておくと、Claude Code がより多くの作業を手伝えるようになります(必須ではありません)。
最新の手順は公式ドキュメント(https://code.claude.com/docs)で確認できます。
5. 3つを使ってみよう
道具がそろったら、さっそく3つを連携させてみましょう。
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Claude Code に質問する
hello フォルダで Claude Code を起動し、次のように話しかけてみます。
Claude Code への質問の例hello.html の中身を、HTMLを初めて学ぶ人向けに1行ずつ説明してください。Lesson 5 で学んだことを、別の言葉で説明し直してくれるはずです。わからない言葉があれば、続けて質問してOKです。
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VS Code で書き換える
hello.htmlの<p>の文章を自由に書き換えて、Ctrl + S で保存します。 -
Chrome で確認する
エクスプローラーで
hello.htmlを右クリック →「プログラムから開く」→「Google Chrome」で開き、書き換えが反映されているか確認します。
「書く(VS Code)→ 聞く(Claude Code)→ 確かめる(Chrome)」。これが、これからのポートフォリオ作りの基本サイクルです。
6. AIと上手に付き合うコツ
Claude Code はとても頼りになりますが、学ぶために使うなら、ちょっとしたコツがあります。
◎ おすすめの使い方
- 「このタグは何をしているの?」と意味を聞く
- 「うまく表示されない。どこが間違っている?」と間違い探しを頼む
- 自分で書いたあとに「もっと良い書き方はある?」と見てもらう
△ 気をつけたい使い方
- 全部書いてもらって、中身を読まずに終わりにする
- AI の答えをそのまま信じ込む(AI も間違えることがあります)
- お客様の情報や社外秘の情報を入力する(社内ルールを守りましょう)
自転車の練習で、ずっと後ろを押してもらっていては乗れるようになりませんよね。 Claude Code は「後ろを支えてくれるコーチ」。ペダルをこぐのは自分、を意識すると、ぐんぐん上達します。
確認クイズ
選択肢をクリックしてください。
Q1. コードを書くための道具(エディタ)はどれ?
Q2. Chrome でデベロッパーツールを開くキーは?
Q3. Claude Code がインストールできたか確認するコマンドは?
Q4. 学ぶために Claude Code を使うとき、おすすめの使い方は?
まとめ
- Chrome で表示して確かめ、VS Code でコードを書き、Claude Code に質問しながら進める。
- Chrome のデベロッパーツールは F12 で開く。
- VS Code は日本語化しておくと使いやすい。
!+ Enter で HTML の基本の形が一瞬で入る。 - Claude Code はターミナルで
claudeと入力して起動する。使うアカウントは社内の案内に従う。 - AI は「コーチ」。意味を聞いて、自分で理解しながら使う。
道具がそろいました! 次の Lesson 7 からは、いよいよ自分のポートフォリオサイトを作っていきます。